論文対策

■文節で考える
 日本語は1文節が5~10文字になる。そのため、30字で解答する場合、
 「~が、~で、~だ」というように、3文節で言葉を組み立てればよい。
 10字以内:「単語」(1文節)
 20字以内:「形容詞+単語」「主語+述語」など(2文節)
 30字以内:「主語+目的語+述語:など(3文節)
 40字以内:「5w1hの中のいくつかの要素を加える」など(4文節)
 50字以内:「25字+25字」「30字+25字」など
■語尾で調整する
 残りのマス目が少なければ、「~だから」と3文字でまとめる。
 残りのマス目が多ければ、「~という点が理由になる」と10文字でまとめる。
■上級医療の論文Ⅱ用紙は、「1行25文字」。(4行で100字) □論文2=1400字以上
■日本語の言い回しパターン
 【例1】どのような項目が定められるべきか?
  ・~。(0字)
  ・~の項目。(3字)
  ・~という項目。(5字)
  ・~と定められるべき。(8字)
  ・~の項目が定められるべき。(11字)
 【例2】想定される事項をあげよ。
  ・~。(0字)
  ・~の事項。(3字)
  ・~という事項。(5字)
  ・~が想定される。(6字)
  ・~という事項が想定される。(11字)
 【例3】なぜ起こったのか、その理由を答えよ。
  ・~から。(2字)
  ・~という理由で。(6字) 
  ・~という点が理由となる。(10字)
■段落タイトル、適度な改行は絶対に必要。
■一般的ルール
 ・文章は、常体(「だ・である調)で記述する。
 ・数字や英単語は1マスに2文字(半角)を入れる。
  だたし、略語(PMなど)は1マスに1文字入れる。
■設問を使って段落タイトルを作成する。
 a)設問に対する解答だとわかるように段落タイトルをつける
 b)各段落の内容は、タイトルに沿ったことを中心に書く
 c)第1レベルは全角の”1.”、第2レベルは半角で”1.1.”、第3レベルは半角で”(1)”とする。
■問題文をよく読み、設問だけでは絞り込むことができない「書くべき内容」を明確にする。
 問題文を無視した論文=すなわち質問に答えてない。
■必要な構成要素
 ①結論 ②理由(根拠) ③具体的な記述(具体例) ④知識
 ・設問に対して①~④を記述する。
  [結論]私は、~した。
  [理由]それは、‥‥を‥‥と考えたからだ・
  [知識]一般的に、こういうケースでは、‥‥する。
      リスクマネジメントとは‥‥に他ならない。
  [具体例]今回の場合は、特に、‥‥に力を入れている。
        例えば、‥‥だったときなどは、‥‥
        また、‥‥のような時には、‥‥
  [結論]これが、私の実施した~の内容になる。
 ①結論
  ・結論から先に書く。「~である。」「私は、~を行った。」「これは、~ということだ。」
 ②理由(根拠)
  a)前の段落を受けて
   「前述の通り、今回は‥‥のような状況だったから」
  b)あるべき姿、ポリシなど
   「プロジェクトマネージャとして、こう考えるのは当然だからだ」
  c)一般論、知識、常識
   「一般的に、こういう場合には、‥‥することになる」
  d)状況、考えなど
   「‥‥のような状況だったため」
   「私がそういう行動にでたのには理由がある。それは‥‥」
  ※書くことに詰まったら理由を書く!
■5w1hで話しを膨らませる。
 ・「いつ、どこで、誰が‥‥」という展開が最も読みやすい。
■1.私の評価
 ①工夫した点を中心に、”めでたし、めでたし”で終了
 ②評価の理由を一言付け足す。
■2.改善点
 ①本当に改善したい点
 ②次回は効率良くやろう
 ③標準化を考えながら、ドキュメントを整理しよう